てんかんは脳の病気ではるか昔では哲学者ソクラテスなどが発症した記録が残るほど古い疾患です。また、老若男女関係なく発症する病気でもあります。しかし予防対策ができる病気なのでその紹介も踏まえていきたいと思います。

てんかんはどんな病気なのか

てんかんは大脳の病気で、電気的な興奮によって繰り返し発作が起こります。体にはたくさんの神経が存在し、その中を電気信号が通ると神経細胞が集まる脳に届きます。脳に伝達されることで、視覚や聴覚など様々な感覚を認知できます。脳は感情や理性、記憶なども管理していますが、何らかによって電気信号が乱れると脳に正しい情報を受け取れないので体をコントロールできなくなり、発作を起こします。発作は電気信号の乱れが起きた場所によって症状が違いますが、脳の一部で起こった時は意識がはっきりとしているので本人は一部始終を覚えています。手足の痙攣や頭痛、幻聴などの症状が出ます。一方、脳のほとんどの部分が興奮すると患者は意識がありません。突然意識を失って手足を伸ばして全身を硬直させます。また膝を折り曲げて手足を一定のリズムでガクガクさせる行為を繰り返し、発作が終わると30分~1時間眠ってしまいます。てんかんは特発性てんかんと症候性てんかんがあり、特発性は検査をしても異常がないので原因が分かりません。生まれつきてんかんになりやすく、遺伝が原因と指摘されますが、確かなことは不明です。症候性てんかんは生まれた時に脳が損傷を受けたり脳炎や脳梗塞などで脳に傷ができることが原因です。発症する年代で最も多いのが3歳以下で、高齢になって症状が出た場合は脳に何らかの障害があると判断できます。子供は大人になって治ることもありますが、発作に備えるために治療を続けるケースが多いです。女性は子供にてんかんが遺伝しないかと心配することが多いですが、治療をしながら健康な赤ちゃんを産むことは少なくありません。パートナーの協力を得て、主治医に相談すれば適切に治療が行われます。